福崎町/柳田國男企画 妖怪企画「第4回 全国妖怪造形コンテスト」

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【 塗装しようぜ! その10 】

こんにちはuzazoです。

今回はお肌の塗りに戻りたいと思います。説明が難しく写真でも変化が乏しい部分ですがお付き合いください。

34.薄塗りってこういう事だぜ!

お肌の塗りに限った事ではありませんが「薄く塗り重ねる」という事について改めて説明しておきたいと思います。
写真34で擬似的にイメージを作って見ました。もちろん筆で塗っている時にこんな機械的にはいきませんが理屈がわかっている事で出来る事もあると思います。そしてこの薄塗りで得られる効果は筆塗りのメリットというかオモシロイ部分でもあります。

[ A ]
「キャラフレ2」をイメージしたピンクを不透明度20%の設定にした色面です。つまり下の白が80%見えているという事です。「2筆」と書いてある部分は不透明度20%が2つ重なりあっている事で色が濃くなっている部分です。

[ B ]
Aと同様のピンク不透明度20%を複数重ねてみました。1筆から5筆まで重なる毎に徐々に色が濃くなっているのがわかると思います。つまり一つの色を薄く塗り重ねる事でグラデーションのような陰影を作る事ができるという事。もちろん図の様に常に同じ濃度で塗れる訳ではありませんが「薄く塗り重ねる事で一色でもグラデが出来る」という事を知っておくと筆塗りが楽しくなります。

[ C ]
Bでは「重なる毎に徐々に色が濃くなっている」と書きました。間違いではないのですが厳密には不透明度100%に近くなるという事です。塗りつぶしていくって事ですね。Bは背景色が白ですから「濃くなる」という表現でいいのですが背景色が変わったらどう見えるのか?
Cでは下の色(背景色)をお肌の下塗りに使ったブラウンをイメージした色にしてみました。1筆から5筆の部分はBとまったく同じ不透明度20%のピンクが重なっているものです。
どうでしょう?ピンクという意味では「重ねる毎に濃くなっている」と言えますが下の色の明度が低い事で見え方としては「重ねる毎に明るくなっている」という印象になると思います。

ちなみに5筆の部分は20%が5つ重なっているので不透明度100%。BとCの5筆の部分は同じ色です。【 その7 】で「色の印象は隣り合う色で見え方が随分と変わります。」と書きましたが5筆の部分は同じ色なのに周囲の色で印象が違うのがわかると思います。

[ D ]
Cに別の色の薄塗りを重ねてみます。「キャラフレ1」をイメージした黄色を不透明度20%で斜めにいれてみました。あたりまえの事ですがCで出来ているグラデが透けていますので左上と右下では色が違いますよね。交差している部分は2筆になりますので黄色に近くなっています。

つまり「薄く塗り重ねる」という事は同じ色でも塗り重ねた回数で色が変わるという事です。そして色を変えて塗る時には先に塗ってある部分の陰影も反映されるという事。とても当たり前の事なのですが冒頭で書いた通り筆で塗るときの最大のメリットで楽しい部分になります。


35.薄くぬり重ねるぜ!

もはや間違い探しのような写真になりますが一応説明していきます。

[ A ]
前回の状態です。【 その6 】のブラウンの下塗りにキャラフレ2を塗った状態。写真なので拡大されていますが実物のお顔は親指の爪よりも小さいです(uzazoの爪比)。ちょっとムラが出過ぎている感はありますが個人的にはこの状態でも十分お肌感が出ていると思います。肉眼でみる場合はこのぐらいのムラがある方が逆にいい。という意見もあるかもしれません。

[ B ]
キャラフレ1をハイライト部分を意識して薄塗りしていきます。漢字の「未」を目安に、、、って「前回と同じじゃねぇかっ!」という声が聞こえますが同じです。でも下塗りのブラウン・キャラフレ2を塗った意味があることは「34.」を読んでいただければ意味がある事はわかっていただけるかと思います。また先に塗ったAの状態で塗り残したいと思う部分は常に意識して塗り進めていきます。

[ C ]
わかっていた事なのですが「キャラフレ1」はかなり白に近い色ですのでBでは白っぽい肌になりました。(実物は写真ほどではないんですが、、、)オトナの女性とか白人さんならこのぐらい(もっと?)白っぽくてもいいのですがキッズですのでもう少し血色を良くしたい。そこで【 その5 】で登場したフワ塗りです。ブラウンをフワッフワワッと塗って全体に赤みを戻します。「Aより塗りむらがひどくじゃんっ!」と思われるかもしれませんがフワ塗りで出来た塗りムラはめっさ薄い塗膜ですので問題無し。というか次の工程では良き効果が得られると思います。
明度の高い(白に近い)色は濃い色の影響が強くでます。なので滑らかなグラデーションの様な表現は濃い色を塗った上に明るい色の薄塗りをする方がやりやすいです。もちろんこの後で明るい色を再度塗っていきます。

[ D ]
キャラフレ1・2を使ってもう一度塗り整えていきます。やる事は全く同じです。Cで追加した赤みをならすイメージで薄く塗り重ねた結果がDです。もう少しだけ全体の赤みを押さえてもいいかなぁと思いますのでこの後もう少し塗ろうと思いますが一度ココで終了します。同じ部分をジッと見て塗っていると色の見え方がおかしくなってきますので、乾燥とは関係無く塗っている途中で時間を開ける事もなにげに重要な気がします。

この作業はフワ塗り濃度であれば何度繰り返してもいいです。赤みを追加し赤くなりすぎたら押さえていく。ムラが消えすぎてメットっぽくなったらワザとムラを追加する。その都度、肌全体の印象、明るくしたい場所、赤みを追加したい場所・押さえたい場所などを意識しながら納得いく仕上がりを目指して繰り返していきます。
それから写真だとマユのラインが見えていますよね。これは原型による部分もあるのですが意図的に下塗りの色を塗る残して行く事でマユのラインを出しています。マユは最終的に書きますがお肌の塗りの段階で濃い色を塗り残しながら表情を確認していくと良いと思います。


塗装しようぜ!~その11~へつづく。

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