福崎町/柳田國男企画 妖怪企画「第5回 全国妖怪造形コンテスト」

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審査を終えての総括


吉尾政高

妖怪そのもののを生み出した日本古来の考え方に敬意を払い毎回審査させていただいております。
毎回、作品の量が増えると共に作品の質も高くなっていき、どんどん成長していくコンテストだったと思います。
妖怪という日本のトラデショナルな普遍的キャラクターを使い、其処に現代のカルチャーを投影したり、興味あることを作品に注入したり、誰でも参加出来る素晴らしいコンテストでした。
このような素晴らしいコンテストは企業企画ではなく、地方自治体が行わられた所にも意義があったと思います。
全国から寄せられて来る妖怪エネルギーには毎回、審査させていただく方も随分とエネルギーを要します。
柳田國男さんが、各地方で感じられた、その時代背景をも考えつつも、仕上げられた作品から出て来る魂を感じ取れるのは素晴らしい体験でした。
このような素晴らしい体験が出来た事ー、ご参加頂いた全ての方々ー、並びに福崎町役場の方々に感謝いたします。
ありがとうございました。


WildRiver
荒川直人

今回のテーマは。色々なタイプの妖怪をたくさん見ることができて、多種多様な表現方法がとても自分的にも参考になりました。ジュニア部門では、明るい中での撮影の写真がメインのものが多かったですが、より怖く表現するという意味でも(可愛いのを狙っているんならOK)、暗がりや物陰などの光と影を使っての撮影もトライしてみてはどうでしょうか。きっと、同じ作品でも違った雰囲気に見えると思います。
一般部門では、ビネット的なジオラマ作品がもっと増えてきてほしいなと思いました。メインの妖怪につながるストーリーを考えるだけでもワクワクすると思いませんか?
今回のコンテストで一旦終了ということになりましたが、ぜひ、まだまだいっぱいいる日本中の妖怪たちに目を向けてあげるのを続けていってほしいと思います。 
ありがとうございました。


林浩己

妖怪造形コンテストも、いよいよ最終回になってしまいましたが、今回も審査員という光栄な役割を頂き、喜びと寂しさを噛み締めながら、審査をさせて頂きました。
最終回も沢山の方に参加頂き、物が溢れている現代において、自分の想いを造形する事の喜びを大切に思う方々が大勢いることに、とても勇気を頂きました。
妖怪に限られたテーマの中なのに、いろんな世代の参加者が、恐ろしいさや可愛さ、格好良さ等、それぞれ個性的な発想で、材料や技術を駆使して作られた作品達は、どれも素晴らしく、審査する側が、アイデアや刺激を一杯頂いてしまっています。
妖怪をテーマにした、このコンテストは、これでラストになってしまいますが、造形に限らず、何かを自分で生み出す事は、豊かな人生を送る為にも、とても大切な事なのでは無いかと感じています。是非これからも創作活動を通して、自分を表現して頂ければ嬉しいです。
本当にありがとうございました。


小林和史

テーマがほぼフリー状態になった効果か、オリジナリティの高い作品が多くなり、一般部門に可愛らしい造形も増えた様に感じました。過去最高に目に楽しいコンテストとなりました。
フィギュアやマスコットとして欲しくなる作品、等身大のオブジェとして見てみたい作品。どの作品も本当に魅力的です。
入賞候補作は点数がほぼ横並びになる激戦でした。見た人の記憶にいつまでも残って欲しいと思い、最終的に「目新しさ」「映え」「インパクト」などの要素も考慮して、採点させて頂きました。
作者のお名前を拝見すると、第一回から継続して参加して頂いた方が何名かいらっしゃいます。作風が一貫している方はひと目で作者が分かるのも何だか嬉しかったです。5年という決して短く無い期間、盛り上げに貢献して頂いた皆様、有難うございました!


赤尾慎也

初回から審査員として関わらせて頂いたこのコンテストも五年目にして最終章となりました。これで終わりなのかと、感慨深く見させて頂きました。
このコンテストの審査員をさせて頂くことを通じ、妖怪がいかに親しまれているか、妖怪のとらえ方やアプローチがとても多様で日本人の自然に対する思い、愛情が根底にあるのだと改めて感じました。
また応募作品からの熱量やコダワリ、楽しさに触れて僕自身の造形物に対する考えや好みも変化してきた気がしますし、また成長できたようにも思います。
最後にコンテストの事務局の皆様、審査員の方々、そして何よりこの五年間コンテストにご参加くださった皆様にお礼申し上げます!毎回クオリティを上げ、大きく育ってきたこの妖怪造形コンテストは一旦終わりになりますが、いつの日か復活することを切に願っております。ありがとうございました!


大山竜

全国妖怪造形コンテストの審査をさせていただいて数年、様々な妖怪達を見せていただきました。
その中でも記憶に残る個性的なデザインや造形の妖怪も数多く存在しました。
妖怪だけで無く参加されたみなさんの中でも、毎回、新作を作ったり、一度に数多くの作品で参加していただいたりと
僕の記憶に残る作家さんも数多く存在しました。本当にありがとうございました。
このコンテストは妖怪の造形物を数多く見られる貴重な場所だったのですが、今回が最後という事がとても残念です。
ですがみなさんの妖怪造形の道が無くなったわけではありません。
作り続けている限りは永遠に続く道なのです。
僕もそんな造形の道にいる人間の一人です、いつかどこかで皆さんとまたお会い出来る日を楽しみにしています!


吉岡和哉

今年で最終回となる妖怪造形コンテストに、200点を越える力作の応募を頂き、ありがとうございました。
回を重ねるごとにレベルが上がって毎回驚かされるのですが、今年は造型や仕上げの技術力が向上しただけではなく、作ろうとする妖怪の設定やストーリなどのコンセプトが練りこまれ、熱量の高さを感じました。また単に作るだけではなく、魅せ方も工夫されたものが多く、どの作品からも楽しんで作られた様子が感じられました。
毎年作品の審査をし、大いに悩むのが年末の恒例行事になっていましたが、今年で終了となると何とも寂しくなります。作品に優劣を付ける作業は、困難を極めます。とはいえ沢山の作品を観ることは、とても刺激的で有意義な体験でした。
一地方自治体がこのような造形のコンテストを運営することは、難しいことだと思います。ただ福崎町の造形に対する思いは、モノを作る全ての人に届いたのではないでしょうか。コンテストをきっかけに造形を楽しむ方も増え、とても意義ある大成功のイベントだったことは間違いないでしょう。またの復活を願いつつ、総評を締めくくりたいと思います。


あに

今回のテーマは『妖怪談義』に出てくる妖怪ならなんでもOKということもあり皆様の作品がとてもバラエティーに富んでいました。
それに加え作品のレベルもどれも高いものばかりで大変審査するのに苦労しました。
このコンテストは技術レベルの高い作品が多く、毎年驚かされるのですが、今年はさらに表現が豊かなものも多くて、こんな見せ方もあるのかと審査する側ではありますが大変勉強させて頂きました。
ジュニア部門は伝えたいことがストレートに伝わってくる物が多く、それとは逆に一般部門は少しひねりすぎて伝わりにくい物が多かったように思いました。
たしかにテーマが隠された作品というのは作品に深みをあたえますが、コンテストにおいて「わかりやすさ」というのは大事なのではないかと思いました。
年々皆様の作品がどんどん良くなっていき、楽しみにしていたコンテストが今回で終わってしまうのはとても残念で寂しく思います。
またいつかどこかで皆様の素晴らしい作品を拝見出来ることを楽しみにしております。


天野行雄

今回はファイナルということで、範囲を広くした分、作品がばらけ、審査にとても苦労しました。
最初、この造形コンテストがスタートした際は、他のコンテストなどでも多く見られる、日本の古典的な妖怪を西洋的な捉え方でクリーチャー化した作品が多かったように思いましたが、回を重ねるごとに、日本の妖怪が形にされてきた経緯などを踏まえた、このコンテストならではの作品が集まるようになってきました。そういった意味では、今回集まったのはコンテストの集大成的な作品だったのではないでしょうか。
このコンテストから生まれるこのコンテストならではの妖怪造形の萌芽の一端を垣間見ることができつつあっただけに、終わってしまうことが、残念で仕方ありません。
ここに選ばれた作品群を参考に、これからも妖怪造形を楽しんで戴けたら嬉しい限りです。

1つ目小僧,野衾,ぬりかべ,べとべとさん,見上げ入道,すねこすり 竹切狸,釣瓶落し,一反もめん,蓑虫,薬缶坂 さがり,洗濯狐,土転び,夜行さん,児啼爺,タンタンコロリン 最終章のテーマは「柳田國男(著)の妖怪談義」に掲載されている妖怪ならどれでもOK!! 賞金30万円

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